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下準備、ウェービングテープ

 可動部分のマスキングと背枠にウェービングテープを追加したところです。

 可動部分には、マスキングする前にシリコン系潤滑剤をたっぷり塗布してあります。
 接着剤がマスキングを潜り抜けても、潤滑剤を塗布しておくと、くっつかず、さっと撫でるだけで取れるんです。

 ウェービングテープは、背もたれの「しっかり感」の要です。
 自分で掛けてみながら、高さを決めました。

チップウレタン1層目

 チップウレタンを枠(パイプ)に落とし込むように接着したところです。

 このチップウレタンは、チェアーでいうスプリングです。いわばクッションの基盤です。この上に何を盛るにしても、これが沈み込むと枠の感触が出てしまいます。

 そこで、枠(パイプ)の径よりやや厚く、硬めのチップウレタンをつかいました。

下張り、メッシュとフェルト

 背もたれにメッシュ、座にフェルトを張ったところです。

 背枠のメッシュは、ウレタン接着の下地と荷重を広い範囲に分散する役目を持ちます。
 座枠には、パイプがウレタンをいじめないようにフェルトを使いました。

  座枠は、体重でお尻と床にはさまれます。裏表全体をすっぽり包むようにしてあります。

背ウレタン、座チップウレタン2層目

 背のウレタンは、2種類の硬さのウレタンを積んであります。
 まず硬めのウレタンから土台を切り出しました。
 元の形をベースにバケット風に両サイドに土手を盛り付け、さらに頭と腰の部分にも追加しました。

腰に当たる下の部分には硬めのウレタンを積み、逆に頭の部分にやわらかめのウレタンを積みました。

 ちなみに両サイドに積んだウレタンも硬さの違うウレタンを上下でつないであります。

 座は、ガス圧ダンパーより高くなるように2層目を積みました。
 L字型に避けてあるのは、ガス圧ダンパーと操作レバーです。

 やはり、へたれてガス圧ダンパーや操作レバーに干渉しないようにやや厚めやや固めのものを積みました。

ガス圧ダンパーとチップウレタンの保護

 硬めのチップウレタンを使ったにしても、ずれてガス圧ダンパーの真上に座ったりした時にチップウレタンと干渉する可能性があります。

 干渉すれば、チップウレタンがボロボロになって掘れたりします。ガス圧ダンパーにも悪影響が出てしまうことでしょう。
 そこで、綿付の下張り布を張りました。

チップウレタン3層目

 ようやく最後のチップウレタンです。
 普段、食堂イスなどで使う硬さのものを積みました。

 この状態で、完成形の下地が完成です。

ウレタン

 袋状に全体をすっぽり包む、ウレタンです。今回は、このウレタンがファーストタッチを出します。
 そこで、気持ちやわらかめのものを選びました。

引き込みボタン対策

 後ろから見たところです。
ウレタンが切れているのは、リクラインした(曲がった)時の外側だからです。
 こうして切っておかないと、無理に引っ張られれ破れてしまうからです。

 この座イスの背には4つのボタンが付きます。
その引き込みの裏ボタンはウレタンに効かすのです。

今回は、やわらかめのウレタンを使っていることもあり、使っていくうちにウレタンが負けてくるかもしれません。
 そこで、布を一枚接着しました。
 こうすることで、力が分散してウレタンを傷めにくくなるんです。


 肘は、元と同じくウレタン1層です。
 全体のグレードが上がっているのにあわせて、特に比重が高いウレタンを使いました。
 だから、ウレタン1枚で薄く仕立ててもへたれにくく、クッション性が保たれます。

 ちなみに、ウレタンの硬さと比重は別物と考えてください。
 比重はへたれにくさ、硬さは感触を表すとイメージしていただきたいです。
 ちなみに今回のウレタンは、比重が高くやややわらかめ(食堂イス程度)のものです。

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